2019年5月10日金曜日

Excelで入力した数値を0.5刻みに直す

よく計算式を使って出てきた結果を1、1.5、2、2.5・・・と0.5刻みで表現したいことがあると思います。

例えば
1.2333→1.5
1.7867→2
というように。数件くらいであれば、目で見て直せば済むことですが、数十件、百件とデータがあればこれだけでも相当時間がかかってしまいます。うまく関数を使って効率化を図っていくことを考えます。


四捨五入はRound関数

Excelでは数値の丸めにはRound関数というのもありますが、これをこのまま使っても、指定した桁の次の桁で四捨五入(RoundUpは切り上げ、RoundDownでは切り捨て)するので、0.5刻みとはなりません

Round関数をそのまま使うと、
1.2333→1
1.7867→2
となってしまいます。

ではどうするか?

掛けて割る

思いきって、2を掛けます。そして2を掛けた値で丸め(切り上げなら、RoundUp、切り捨てならRoundDown、四捨五入ならRound)を0桁(第二引数(コンマの後ろに入れる数)に指定、0を指定すると小数第一位で処理される)で行います。その値を、更に2で割ります。丸めを行った時点で値が整数になるので、2で割った値は必ず整数か○.5のいずれかになります。Excelに書く場合、

=Roundup([セル名]*2, 0)/2

と打ち込みます。

図 セルA1の値を0.5刻みにする例

というように記述します。


1 件のコメント:

  1. すごく頭の良いSolutionでした。ありがとうございます。

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